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脳死のはなし

倫理とかってのは置いておくとして、「脳死は人の死か」という議論は、ズレてると思う。
人間の死期はいつかなんていうのは、宗教論争なわけで、正直心臓が止まったって生き返る人いるし、脳死が死期じゃないとも、死期ともいえる。立法論の論争としては方向が間違ってると思うんだ。

「ちいさな子どもが、ドナーの年齢制限のせいで移殖を受けられない。」?
違うような気がする。

現行法の最も大きな問題点は、年齢制限でも死の時期でもなく、事前に本人の意思表示を要求し、さらに家族の同意も必要だとしているために(←ざっくりとなので細かく言うと違いますけど)ドナーの数が圧倒的に少ないことだ。

これを解決するには、事前に本人の「否定の」意思表示が無ければ臓器移植しちゃうとか、家族の同意を不要にするというのがてっとりばやい。

でも、例えばそういう解決方法を導入するとして、問題になるのは、「ご遺体は、誰のものか」ということ。

死ぬまでは自分の体は自分の物で、例えば刑法では自殺や自傷は処罰されないし、殺してくれと言われて自殺を助けた場合は罪が殺人と比べてすごく軽い。憲法で奴隷的拘束が許されないのも、要はそういうこと。
では死んだ後はどうなんだろう。死んだら権利主体じゃないけど、死ぬ前に自分の体をどうするか決める権利はあるんだろうか。
例えば民法では遺言が認められてて、あいつには家を遺したいなんてことができる。でも財産権だけ。
祭祀承継は財産の継承とはちょっと違う道におかれていて、完璧に故人の思うがままにはできない。
(もちろんしん酌はするみたいですけどね)

じゃぁ家族とか親しい人のものかって言われたら微妙。こっちは上よりもっと微妙だろって思うかもしれないけど、その人が亡くなった後、世界は遺された人のものだ。自分はもう関知しない世界に干渉できるのか?
遺された人の気のすむようにしたらいいって考えるのも、ありうる考え方だ。
あの人の身体を切り刻むなんて!まだ身体もあたたかいのに!というのも分かる。
あの人が誰か他の人の役に立ってこの世に残るなら・・・というのも分かる。
(もちろん、立法論的には虐待して子を殺した親に同意権を与えるのか?というのも無視できない問題点だけど)
今の日本では、成人ですら、まだあたたかいのに!と思う人がおおくて、結局臓器移植はすすんでない。
これが幼い子どもだった時に、家族は同意できるのだろうか。
子どもの脳の機能が停止した時に、同意するか否かせまられるくらいなら、むしろ同意なんか求められずに、ドナーにしてもらった方が辛くない気がするのだけど、私は変かしら。

ちなみにさっきの解決案を導入するには、ご遺体はその人の物でも家族の物でもないという事にしないと結構まずい。
そしてその考え方は少なくとも日本では到底受け入れられないだろう。
(というか受け入れられる国あるのかしら?)

私がドナーになる立場になることを考えたら、自分としてはエッチなことされるとかじゃなけりゃ好きにつかってよって思うけど、家族とか彼氏が悲しむならドナーになりたくない。
自分の大事な人がそういう事故にあったら、やっぱり本当に心臓が止まって冷たくなるまで一緒にいたいと思うような気がするし。
なんかよくわかんないけど、どうなんでしょうね。D案。
ほとんど変わらないし問題は先送りなかんじはするけど、だからって大きく変えるのも無理な気がする。価値観の対立が激しすぎる。

先端医療って難しいよね>ここで新司法試験ネタにまさかのパス

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さばかん

Author:さばかん
親知らず抜歯済み同盟

学部はなんとか卒業しました
ローもなんとか卒業しました(いわゆる4期既修)
奇跡的に新司法試験にも合格しました
新63期司法修習修了

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