丸ビルと東京駅、東北最大のビル
あけましておめでとうございます
年賀状は1通しかきませんでしたさばかんです。こんにちは。
年末にご近所で目を落とされた方がいたり、尻にデキモノができて腫れたりしていて、なんだか正月気分になりきれません。
それでも餅にオセチに食べまくっているわけで、帰省前45キロだった体重がすでに3キロ増。もう怖くて体重計に乗れません。
さて、書こうと思ってためていた事を書いていきましょう。
この題名だけでは何のことだか分かりませんね。
以前都市法の講義で聞いたことのうろ覚えを書いておきたいと思います。
年賀状は1通しかきませんでしたさばかんです。こんにちは。
年末にご近所で目を落とされた方がいたり、尻にデキモノができて腫れたりしていて、なんだか正月気分になりきれません。
それでも餅にオセチに食べまくっているわけで、帰省前45キロだった体重がすでに3キロ増。もう怖くて体重計に乗れません。
さて、書こうと思ってためていた事を書いていきましょう。
この題名だけでは何のことだか分かりませんね。
以前都市法の講義で聞いたことのうろ覚えを書いておきたいと思います。
東京ルミナリエ(横文字苦手なんでちょっと違うかも)が、今年で一回休止になります。
それは東京駅の大規模な改修をするため。
では赤字だらけのJRの、どこにそんな大改修をするお金があったのでしょうか。
その秘密は建築基準法改正でできた「空地権」の制度です。
法律で、建物の高さの制限(正確には容積率といいます。土地の広さに対する、一定の割合の高さまでは建物を建てていいというものです)がかけられているのですが、高い建物を建てなくていい場所から、空を買って、その分別の場所に、制限よりも高い建物を建てられるのです。
高いほうの建物を建てたい人は、低いほうの建物の建っている土地に地役権を設定します。
地役権というのは、元々は、道路に面していない土地を持っている人が、道路に面している人の土地を通らせてもらうとか、そういうものです。登記することが出来る物権です。
この、地役権の登記をするときに、その登記のために高いほうの建物を建てたい人が、低いほうの建物の土地所有者にお金を払います。
このようなシステムを利用して、アメリカなどでは、伝統的建物を保護しつつ開発も進めているようです。(ただし日本でもうまくいくとはかぎりません。その話はまた別の機会に。)
さて、赤字だらけのJRは東京駅を改修したい。一方、丸の内ではもっとデカイビルを建てたい。
で、東京駅の空を丸の内の人に売り渡し、出来たのが丸ビル。
34階建ての超高層ビルです。
さて、高層ビルも東京のような超都会ならあまり気にならないかもしれませんが、仙台のように微妙に都会、微妙に田舎だとかなり気になります。駅前のアエルはまだいいとして、なんとかサーティはニョキッって感じで景観を損ねまくっています。
地下鉄東西線で揺れている間に進んでいる東北一の高さのビルの建設。
これはみずほ銀行跡に建てられる予定です。
これは先ほどの空地権とは違う制度ですが、都市再生特別地区といいます。
仙台市の中心部には、広い範囲で都市再生緊急整備地域がかけられています。
(参考リンク)
その中で、地権者(土地の所有者)の同意を得てなんと容積率を1000%超に設定できてしまったのです。
周辺はビジネス街とはいえ、住職分離がそれほど進んでいない仙台で、日照権などの問題はどうなるのでしょう。
まだ、そのビルの建つところは平気だとしても、かなりの広範囲に都市再生緊急整備地区がかけられており(友人の住むアパートも範囲に含まれていますし、すぐ外には私の住むところもあります)、いつ都市再生特別地区申請が行われるかわかりません。
第一、杜(もり)の都仙台の景観として、ところどころにニョキニョキしてる高層ビルがふさわしいかどうかも大いに疑問の残るところです。
私は青葉通りの、並木と建物の調和が好きなので、残念に思います。
正月から長々と失礼いたしました。
それは東京駅の大規模な改修をするため。
では赤字だらけのJRの、どこにそんな大改修をするお金があったのでしょうか。
その秘密は建築基準法改正でできた「空地権」の制度です。
法律で、建物の高さの制限(正確には容積率といいます。土地の広さに対する、一定の割合の高さまでは建物を建てていいというものです)がかけられているのですが、高い建物を建てなくていい場所から、空を買って、その分別の場所に、制限よりも高い建物を建てられるのです。
高いほうの建物を建てたい人は、低いほうの建物の建っている土地に地役権を設定します。
地役権というのは、元々は、道路に面していない土地を持っている人が、道路に面している人の土地を通らせてもらうとか、そういうものです。登記することが出来る物権です。
この、地役権の登記をするときに、その登記のために高いほうの建物を建てたい人が、低いほうの建物の土地所有者にお金を払います。
このようなシステムを利用して、アメリカなどでは、伝統的建物を保護しつつ開発も進めているようです。(ただし日本でもうまくいくとはかぎりません。その話はまた別の機会に。)
さて、赤字だらけのJRは東京駅を改修したい。一方、丸の内ではもっとデカイビルを建てたい。
で、東京駅の空を丸の内の人に売り渡し、出来たのが丸ビル。
34階建ての超高層ビルです。
さて、高層ビルも東京のような超都会ならあまり気にならないかもしれませんが、仙台のように微妙に都会、微妙に田舎だとかなり気になります。駅前のアエルはまだいいとして、なんとかサーティはニョキッって感じで景観を損ねまくっています。
地下鉄東西線で揺れている間に進んでいる東北一の高さのビルの建設。
これはみずほ銀行跡に建てられる予定です。
これは先ほどの空地権とは違う制度ですが、都市再生特別地区といいます。
仙台市の中心部には、広い範囲で都市再生緊急整備地域がかけられています。
(参考リンク)
その中で、地権者(土地の所有者)の同意を得てなんと容積率を1000%超に設定できてしまったのです。
周辺はビジネス街とはいえ、住職分離がそれほど進んでいない仙台で、日照権などの問題はどうなるのでしょう。
まだ、そのビルの建つところは平気だとしても、かなりの広範囲に都市再生緊急整備地区がかけられており(友人の住むアパートも範囲に含まれていますし、すぐ外には私の住むところもあります)、いつ都市再生特別地区申請が行われるかわかりません。
第一、杜(もり)の都仙台の景観として、ところどころにニョキニョキしてる高層ビルがふさわしいかどうかも大いに疑問の残るところです。
私は青葉通りの、並木と建物の調和が好きなので、残念に思います。
正月から長々と失礼いたしました。